フランネルフラワー
Actinotus helianthi
栽培管理のポイント
【植え付け時期】
そのまま鉢で楽しんでもよし、直接植え込んでもよし。酸性土壌(pH5.0ぐらい)を好みます。一般的な植物用の市販培養土のpHは6.0前後あります。これらの培養土を使用する場合は、ピートモスを1/3〜半分ほど混ぜてpHを5.0ほどに下げてください。もしくは“ブルーベリーの土”を使用してもいいですよ。
根痛みを嫌うので、根鉢を崩さないように植えてください。
【置き場所】
日当たりと水はけの良い場所を好みます。必ず屋外に出してください。5℃あれば屋外でも越冬できますあ、積雪による枝折れに注意してください。
【管理】
過湿を嫌うので植え替え後しばらくは水やりは控えめに・・・ただし、根が十分に張り生育が盛んな時期は土壌表面が乾いたら、たっぷりとやってください。受け皿等を使用し、水がたまっている場合は必ず捨ててください。花が少なくなったら1/3ほどに刈り込んでください。
黄色くなった下葉は早めに取り除いてください。
【肥培管理】
月に1〜2回ほど固形肥料を置く。結構肥料喰いですが、夏場は控えめに・・・。
【繁殖】
春・秋に播種します。15〜20℃で約2週間ほどで発根します。本葉の2枚目が見えたころに根を切らないように抜き、根をいためないように優しく移植してください。極度な根痛みは枯れる原因になります。
【病虫害】
乾燥してくるとダニが発生しやすいので注意。葉の表面に黄色い斑点ができたらダニがいるかも・・・。
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フェアリーホワイト |
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栽培管理時期は岐阜市中西部を目安にしています
“フランネル” 名前の由来
花から葉っぱまでの柔らかな触感が『フランネル生地』(“ネル”と略されることが多い)に似ているため、その名がつけられたそうです。一般的にはナイトウェアやシーツに用いられます。
フランネルの織り方
平織り:経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に織る
綾織り:2〜3本おきに交互に織る
以前は、採取した繊維を櫛で均して、繊維方向を揃えたウールやウーステッド糸で織られていたが、現在ではウールと綿、ウールと合成繊維から織られているようです。ちなみに、イギリスでは平織りで毛羽が軽い。ドイツでは綾織りで毛羽が多いようです。
鉢物としてのフランネルフラワーは次の3品種が世間に出回っています。
・“フェアリーホワイト”
・“ファンシースノー”
・”エンジェルスター”
【特徴・性質】
オーストラリア原産のセリ科の植物で、 日本へは自生種が切花として輸入されています。鉢物としては岐阜県農業技術センターで初めて育成され、期待されているのが”フェアリーホワイト”です。
四季咲きで年中咲きますが、春から初夏が一番の見ごろです。
また、クリスマスシーズンに開花する“エンジェルスター”が新たに生産・販売されています
【花言葉】
高潔・誠実
《科 名》セリ科 《属 名》アクチノータス属
《原産地》オーストラリア《分 類》常緑多年草
《花 期》鉢物品種は周年、切花品種は2〜5月